労働市場レポート 2018年04月版(2018年02月実績)
- 調査対象 厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省統計局「労働力調査」
- 調査期間 2018年02月
- 調査目的 毎月の労働市場の実態を明らかにする
有効求人倍率は1.58倍に低下し、完全失業率は2.5%に悪化
有効求人倍率
厚生労働省が発表した2018年2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.58倍で、前月の1.59倍から低下した。有効求人倍率が前月より低下するのは2012年9月以来、5年5カ月ぶり。
有効求人数は前月比1.1%減、有効求職者数は同0.3%減だった。
完全失業率
総務省が発表した2018年2月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり、前月の2.4%から上昇した。
もっとも、前月に2.4%まで完全失業率が大きく低下した背景には、降雪など天候不順の影響で一時的に求職活動を止めた人が非労働力人口となったことが影響したとみられている。失業率は約25年ぶりの低水準で推移しており、総務省では「雇用情勢は着実に改善している」と判断している。
労働力指標