労働市場レポート 2018年02月版(2017年12月実績)
目次
- 調査対象 厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省統計局「労働力調査」
- 調査期間 2017年12月
- 調査目的 毎月の労働市場の実態を明らかにする
有効求人倍率は44年ぶり高水準。しかし失業率は2.8%に小幅悪化
有効求人倍率
厚生労働省が発表した2017年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍と前月の1.56倍から上昇し、1974年1月以来、44年ぶりの高水準となった。
新規求人倍率も2.42倍と前月から上昇し、過去最高を更新した。有効求人数は前月比1.8%増、有効求職者数は同0.2%減だった。
完全失業率
総務省が発表した同月の完全失業率(季節調整値)は2.8%で前月の2.7%から小幅上昇した。
総務省では、15歳から64歳の就業率が75.8%と過去最高水準になっていることに加え、完全失業率が24年ぶりの低水準で推移していることなどから、「雇用情勢は着実に改善している」と判断を維持した。