労働市場レポート 2017年05月版(03月実績)
目次
- 調査対象 厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省統計局「労働力調査」
- 調査期間 2017年03月01日~2017年03月31日
- 調査目的 毎月の労働市場の実態を明らかにする
完全失業率、2.8%で2カ月連続3%割れ。有効求人倍率は1.45倍で26年4カ月ぶり高水準
有効求人倍率(2017年03月の実績)

完全失業率(2017年03月の実績)

総務省が発表した2017年3月の完全失業率(季節調整値)は2.8%となり、約22年ぶりに3%を割り込んだ前月と同水準だった。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.45倍となり、前月から0.02ポイント上昇。26年4カ月ぶりの高水準となった。
完全失業率2.8%は、1994年6月(2.8%)以来、22年8カ月ぶりの低水準となった前月と同水準だった。3%を下回るのは2カ月連続。人手不足感の強まりを背景に求職が就業に結びつく状況が続いており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」と判断している。
新規求人倍率は2.13倍と前月から上昇。有効求人数は前月比0.9%増、有効求職者数は同0.1%減だった。
労働力指標(2017年03月の実績)
