労働市場レポート 2016年12月版(10月実績)
目次
- 調査対象 厚生労働省「一般職業紹介状況」、総務省統計局「労働力調査」
- 調査期間 2016年10月1日~2016年10月31日
- 調査目的 毎月の労働市場の実態を明らかにする
有効求人倍率1.40倍に上昇。完全失業率、3.0%で横ばい。
有効求人倍率(2016年10月の実績)

厚生労働省が発表した2016年10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.40倍と前月から上昇し、1991年8月以来の高水準となった。
求人倍率は、ハローワークに申し込んだ求職者1人当たりの求人数を示す。新規求人倍率は2.11倍と前月から上昇。有効求人数は前月比1.4%増、有効求職者数は同0.3%減だった。正社員の求人倍率は0.89倍で、2004年11月の集計開始以来、最高となった。
完全失業率(2016年10月の実績)

総務省が発表した同月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で9月(3.0%)から横ばいだった。
労働力指標(2016年10月の実績)

求人を業種別で見ると、教育・学習支援業や宿泊・飲食サービス業などが増えた。