予算が無い!限りある予算の中で採用を成功させる方法

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プロフィール
株式会社アウトソーシングテクノロジー
採用キャリアアドバイザー 若林聖子
求人広告代理店で営業職、エンジニア派遣会社で人事労務事務を経て現職。どんな任務にアサインされても常に1カ月目で成果を報告できるよう、垂直立ち上げを自らのテーマとしている。メンバーと共に業界トップクラスの採用に向けての組織構築を実行中。

予算内で求められるスペックを保持した人材を、必要な採用数まで、納期内に獲得していくというのが、採用部隊の役割になります。求められる人物像から構築される方もおられるでしょうし、それに伴う予算組みから携わっているメンバーもいると思います。

ですが、中には採用人数に対して十分な予算をさけない企業もあるのではないでしょうか? 私の会社は、業界トップクラスと言える低い採用費で採用出来ている実績があります。節約術を極める採用手法について、今回は考えていきたいと思います。

無料で採用出来る流入経路には、片っ端から連絡を!

無料で採用出来る応募経路には、どういった求職斡旋機関があるのでしょうか。一般的にはハローワークの認知度が高く、求職者が必ず訪問するということで必ず募集をかける窓口かと思います。

ですが、無料で応募者を紹介してくれる機関は勿論ハローワークだけではありません。例えば、スクール系。ポリテクセンターや能力開発大学校、高等技術専門学校などの求職者支援としてスキルアップするための技術スクールは、その後の就職率の目標を持つので就業支援も同時に行っています。

その中でも重要視してみていきたいのは民間スクールになります。ITスクールやオフィススクールには必ず求人を掲載する掲示板があり、そこに掲示を出して頂くことが可能です。外国人の採用も検討されているのであれば、日本語学校。特殊なところでいくと自動車教習所なども求人を出せます。そしてこれらのハローワーク・ポリテク・スクールなどは、継続的に訪問してコミュニケーションを取ることで、施設内の認知も高まり推薦が入ることが増えてきます。是非担当者のハートをしっかり掴んで、推薦を獲得していきましょう。

その他、おすすめしたいのは再就職雇用を専門とするアウトプレイスメント会社です。高年齢の人財の登録が多いですが、非常に人柄の良い方が多く、誠実で、スキルについてもお持ちの方がいらっしゃいます。

ですがこちらはリーマンショック後登録者が大幅に増えたものの、現在は登録者が減り、そもそも紹介出来る母数が少ないことが予想されます。且つ、メーカーで活躍されてスキルをお持ちの方は多いですが、多くの方が実務から離れておられることと、技術のご経験が長年一つの製品に携わって来られているため、汎用性のある技術かどうかを判断することが難しいケースもあります。

経理や人事、営業、品質管理などであれば汎用性を活かしていけるケースが多いと考えられるので、その点だけ想定のうえでアウトプレイスメントの担当者との調整が必要となります。

そして、ハローワーク・商工会議所などが主催の無料会社説明会、ハローワークが委託を行う就職支援団体との連携、生活保護を受給されている方の就職支援団体など様々な求職支援をしている機関がありますので、採用したい地域のものを是非確認頂ければと思います。

求人広告の母集団を多くすることで大量に獲得した応募者の中から採用していく!

予算が無いときは、とにかくターゲットを絞り、尖った原稿を出しがちですが、こちらはおすすめしません。少ない予算の中で尖らせた原稿を作り、応募が全くこなかった場合はその分の補填が出来ないからです。予算が十分に無い場合は、出来る限り低い採用要件ハードルを設定し、応募を広く集めるほうが得策と言えます。

書類選考の工数はかかりますが、応募があった方の中で可能性が見える方が現れるかもしれません。その可能性を信じて、要件を低く設定し、色んな人財と対面していく体制を整えるようにして頂きたいと思います。求人広告の母集団を作りだす際のコツについては、以前の記事をご参考ください。

限られた工数の中で採用効率を高める際の優先順位

とはいえ私達のリソースも無限ではなく、出来る限り採用効率(採用歩留り)は高めて活動を行っていきたいものです。その際に、最も注力を行っていくのはアウトプレイスメントのような即戦力の無料紹介を行ってくれるような募集経路先がベストだと思われます。

ただ、アウトプレイスメントの弱点として、欲しい時期に欲しい人財が十分な人数登録に来ているかどうかは不明なため、採用までに時間を要する可能性があります。登録のある人数や登録者の属性をヒアリングし、該当者が薄いと感じた場合は同時に他の採用経路も進捗を進めたほうが良いと言えます。

その際に改めて検討したほうが良いこととしては、採用要件の見直しになります。限られた予算の中で行っていくことが前提であるのであれば、やはり無料採用と求人媒体採用を中心に予算を投資していく流れとなります。即戦力などの採用は、年間数億円の予算をかけて採用活動を行う弊社でも、なかなか出逢う機会は少なく、多くが紹介会社経由での採用となります。求人広告などを用いて、一人の採用単価を低価格で実行する場合は、それに伴い採用要件は低く設定をしておく必要があります。社内の協力・理解を得ることからスタートされるのが最も良いファーストステップであると考えています。

勿論、求人広告であっても、原稿の作り方・企業のブランディングの仕方によって質の良い人財が集まることもあります。ですが、経験上は母集団が多くなく、初めにお伝えしていたような“チャレンジしてみたが、結果応募が来なかった”というリスクは極力回避をするために、是非採用要件から見直しを行い、限られた予算の中で採用が見込まれるスペックを検討してから、無料経路・求人媒体などの検討をおすすめしたいと思っています。

いかがでしたでしょうか。世の中には無料経路にて応募者を推薦してくれる職業斡旋機関が多くあります。是非エリアにある就職斡旋組織を検索してみて頂ければと思います。