採用ノウハウ

面接で嘘をついている相手を見抜く|ヒアリングの技術

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採用面接に携わっていると、目の前の求職者が本当のことを話しているのか疑わしいと感じたこと、ありませんか?もちろんその内容が真実なら問題ないのですが、実際は嘘をついていたり、話を誇張していたりするケースも決して“ゼロ”ではないでしょう。

なんとかして真偽のほどを定かにしなければ、実はスキルが及ばず、入社後の活躍と定着に大きく影響するかもしれません。そこで採用担当者に求められるスキルが、相手から上手にヒアリングをするというもの。

今回は、「いかにして面接で求職者の嘘を見抜くか」にフォーカスを当て、スキルはもちろん、方法についても具体例を交えながら解説していきます。

【その1】5W1Hで徹底的に掘り下げる

身も蓋もない話ですが、面接には“小さな嘘”がつきものです。なぜなら、求職者は目の前の採用面接に合格できるよう必死のため、自分の熱意や実績を伝えようとするあまり、話を“盛る”傾向にあるからです。

こうした誇張された話を引き剥がし、求職者のポテンシャルを正確に推し量るには、徹底的にヒアリングして掘り下げていくしかありません。

そのための基本的なやり方は、王道ではありますが、「徹底的にロジカルに聞いていく」ということです。相手の主張する内容に、「それはなぜなのか」「どのように実現したのか」「それはいつなのか?」など、いわゆる5W1Hを意識しながら質問してください。

そうすると、どこかでスムーズに答えられず、あやふやになる場面が出てきます。そういった場合、嘘をついているか、喋っている内容に自信がないかのどちらかと判断して構いません。これだけだと少しわかりづらいので、会話の実例を挙げながら質問の仕方を紹介していきます。

具体的な事例を聞いていく

求職者「前職では、Webサービスの海外進出を推進・サポートする部署に所属していました」

面接官「なるほど。では、具体的にどのような業務内容だったのか教えていただけますか?」

具体的な数値や名称で答えさせる

求職者「はい。具体的には、現地のクライアント様との交渉・調整やサービスのローカライズなどを担当していました」

面接官「月に何回くらいクライアント様との交渉がありましたか?あるいは、もし差し支えなければ、どんな取引先があったか教えていただけますか?」

目的を達成するにあたり、工夫したこと、苦労したことを聞き出す

求職者「大体、月に10回ほど交渉のためのミーティングを実施する機会がありました。取引先企業は◯◯◯、△△△、□□□などです」

面接官「その業務を務めるにあたり、工夫したことや、苦労したことなどはありましたか?

理由や根拠を徹底的に掘り下げる

求職者「他国の企業との調整作業では、自社の担当業務とそうでない業務の線引きを明確にし、それを書面に残すことを心がけました」

面接官「なるほど。では、なぜそういった作業が重要なのでしょうか?

求職者「日本と異なり、海外企業の多くは『契約書に書かれていることだけをやる』という文化が強いです。そのため『これはやってくれと言わなかったけれど、きっとやってくれるだろう』という憶測でプロジェクトを進めてしまうと、失敗してしまうケースがあるからです」

といった具合に、どんどん掘り下げていきます。今回の事例ではしっかり受け答えができていますが、嘘をついていたり、話を誇張していたりする場合、たった数回のやりとりで回答があやふやになってしまうのです。

【その2】相手のしぐさをチェックする

心理学の本などにもよく書いてあることですが、人間は後ろめたいときや嘘をついているとき、無意識のうちに表情やしぐさに出てしまいます。採用面接の場は、特に求職者側が緊張しやすいシチュエーションなので、そのような動作が表れやすいです。例えば、以下のようなケースは要注意となります。

・下を見る。目線を合わせようとしない。
・突然、饒舌になったり、早口になったりする。
・突然、黙りこんでしまう。話のテンポが悪くなる。
・やたらと体の一部に手をやる。

求職者の話におかしな部分があったら、徹底的に聞き出すために質問を継続しつつ、相手の表情や仕草に目を配ってみてください。質問への回答内容とあわせてチェックすることで、回答の真偽を見破りやすくなります。

【その3】最後に、もう一度聞き直す

「怪しいな」と思ったら、面接の最後にもう1度同じ質問をしてみてください。初回の回答と同じように、一貫性のある受け答えをしているかを確認します。聞き方としては、このような感じがいいでしょう。

面接官「さて、最後にもう1度お聞きしたいことがあります。先程お答えいただいたのですが、内容をきちんと理解できていない気がするので、申し訳ないのですがよろしいですか?」

求職者「はい。構いません」

面接官「では、お聞きしますが(以下略)」

何より大切なのは、採用面接に慣れること

ここまで見てきたように、面接で嘘をつく相手を見破るのは、慣れてくれば実はそれほど難しくありません。

求職者の受け答えの中に、少しでも心にひっかかるポイントがあれば、そこを重点的に、嫌味にならないように掘り下げて聞いていく。そして、相手が回答するときの表情や身振り手振りをきちんと観察しておく。それだけで、十分に嘘を見破ることができます。

大切なのは、採用面接に慣れることです。回数を重ねて、求職者の発言内容を正しく解釈・評価できるようになっていきましょう。

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