採用ノウハウ

「前向きな人、大歓迎」はNG!?自社への応募が何倍にもアップする求人広告の書き方

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多くの求職者にとって、求人広告は「その企業の第一印象」となるものです。書かれている内容が魅力的であれば、企業に対して大いに興味を持ってくれるでしょう。でもそうでなければ、実際はどんなに良い企業であったとしても、求職者は見向きすらしてくれません。

にも関わらず、「他の企業の書き方を真似ておこう」「これまで書いてきた内容と同じような感じでいいや」と考え、惰性で作っている人事担当者は意外なほどたくさんいます。そうして作られた魅力のない求人広告が、数えきれないほどの応募を取り逃してきたこと、あなたは気づいていますか?

今回は、求人広告を魅力的なものにするコツをご紹介します。ここに記載されていることを実践するだけで、グッと求職者の心に届く文章が書けるようになるはずです。

「企業目線」に立った求人広告は、やめよう

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さて、いきなりですがクイズを出します。次のフレーズの中で、求人広告として効果的で“ない”ものはどれでしょうか?

・コミュニケーションスキルの高い方、Wanted!
・前向きな人、大歓迎
・やる気のある人以外、いりません
・論理的思考の出来る人、集まれ!

この記事を読んでいるあなたも、似たような内容のものを目にしたこと、書いたことがあるのではないでしょうか。果たして正解は?実を言うと、全て効果的ではありません。なぜなら、これらのフレーズは「企業側から求職者側に対して要求している」内容でしかないからです。

求人広告を出す目的は、求人に対して応募してもらうこと。そして、面接を受けてもらうことです。だからこそ、求人広告に記載するのは求職者の視点から見て「この会社、良さそうだな」と感じさせる内容でなければいけません。

「企業目線」から「求職者目線」へ。これが、良い求人広告を書けるようになるための第一歩です。

複数の観点から、自社のアピールポイントを挙げていく

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それでは、具体的にどう書いたら「良さそうな企業だ」と思ってもらえるのでしょうか。それを実現するにはまず、自社のアピールポイントを探す必要があります。しかし、企業ごとに、そのポイントは千差万別です。

例えば、50年近く続いている老舗企業と出来たばかりのベンチャー企業では、持っている魅力や強みは全く違うものであるのは明らかでしょう。だからこそ、求人広告を書く際には、「その企業だからこそ持っている要素」を抽出し、文章化していく必要があります。

しかし、慣れていない人にとってはアピールポイントを探すという作業は非常に難しいもの。そこでオススメなのが、次に挙げるような観点で挙げていく方法です。

企業自体をアピール

「ウチは優れた会社だ」と、組織そのものをアピールします。例えば、「創業から100年以上の老舗企業」や「日本における○○の生産量が№1」、「日本で唯一△△を作っている」などはその情報自体が大きなアピールポイントとなるでしょう。長い歴史がある、何か特定の分野に特化しているなど、企業自体が特徴を持っている場合に効果的です。

企業が持つマインドや業務内容をアピール

何か特徴的な企業理念や社風、仕事そのものの面白さなどをアピールします。新興ベンチャーのように確固たるマインドを持って経営している企業や、業務内容がユニークな企業の場合に有効です。

商品をアピール

企業が扱っている有名なヒット商品や、個性的な商品をアピールします。

待遇をアピール

給料が良い。休みが多い。福利厚生が充実しているなど、待遇の良さをアピールします。ただし、よっぽど他社と差別化できるくらいの差がなければ、この方法を採ることは難しいです。

社員をアピール

社長が持つユニークな経歴や、魅力のある先輩社員などをアピールします。一風変わった人材がいる企業において有効でしょう。

自社の持つ特徴が、これらのどれに当てはまるのかを考え、それを元に求人広告の内容を作成していきましょう。

ストーリーを語れば、何気ない条件も特別なものに変わる

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「けれど、そうは言ったって他社よりも強い部分はそうそう見つからないよ」と思う方もいるかもしれません。そうした場合には、自社が持つ何気ない文化やルールが、どのような経緯で形成されたのかを語るだけでも明確な差別化に繋がります。すぐにでも真似できそうな例を、ひとつ挙げてみましょう。

「あなたは、タバコを吸いますか?」

日本のホテル業界に新風を巻き起こし、成長を続ける星野グループの採用ページには、こんな言葉が書かれています。

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引用元:星野グループ 採用ページ(https://recruit.hoshinoresort.com/)

星野グループがこうしたポリシーを持つに至ったのには、ある中心的な社員の死が関わっていたといいます。かつて大番頭として辣腕を振るった方の肺がんによる死が、社員の全面喫煙禁止、就職希望者に対する禁煙遵守につながったのです。

条件だけを見れば、「喫煙者にはチャンスを与えない」という施策は賛否が分かれるところでしょう。もしあなたが喫煙者であった場合、求人情報の中に「喫煙者不可」とあったなら、よほど就職したい企業でない限り、普通は受け入れるのが難しいかもしれません。

しかし、社員の喫煙を禁止するというトピックをあえて大々的に取り上げることで、「企業の持つストーリーやマインドに共感する求職者」が表れてくれるのです。これにより、他社の採用活動との差別化や、企業のブランディングが可能になります。

つまり「禁煙」のように、どんな企業でもできる施策であっても、そこに「ストーリー」を加えることで魅力的なアピールポイントにできるのです。これは、「自社にはアピールすべき特徴なんて無い」と考えている人事担当者にとって、大いに参考にすべき点でしょう。

また、同社は採用ページの中で「作業効率」「施設効率」「職場環境」といった観点から、企業として社員の喫煙を支持しない理由を説明しています。この理由づけにより禁煙への納得感を高めていることも、同社の施策が上手くいっている理由のひとつと言えるでしょう。企業の「ストーリー」と、それを裏づける「理由」は、必ずワンセットで考えるべきなのです。

記載する業務内容は、「ほどよく中途半端」であるべき

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時おり、担当する業務内容や必要なスキルの条件を、求人広告にびっしりと記載している企業を見かけます。ですが、採用を成功させるには、そのような書き方はなるべく避け、「ほどよく中途半端」にしておかなければいけません。なぜなら、記載内容があまりに事細かに書かれていると、そこにデメリットが生まれるからです。

具体的には、詳しい業務内容を読むことで「自分には無理そうだ」と考え、諦める人が出てきます。仕事のハードルが高いと感じた時点で、求職者は応募してくれなくなってしまうのです。そうなってしまうと、全てのことはできないが、能力そのものは優秀という人材を取りこぼしてしまいます。

求人広告の目的は、できるだけ多くの方に応募してもらうことです。だからこそ、そこであまりにもカッチリした条件を設けるのではなく、「これなら自分にもできるかも」と思ってもらえるように間口を広げた書き方をしておくことが重要です。

また、曖昧な情報があることによって「面接がより効果的になる」という副次的な効果もあります。これはどういうことかというと、求職者は多くの場合、求人広告を読みこんだ上で面接に臨んできます。その上で、内容に不明な点があれば、面接で確認しようと考えるでしょう。

確認する内容は、担当業務や残業、人間関係など様々なものがあると思いますが、それが求職者にとって「一番気になる内容」であるのは間違いないはずです。そこで聞かれたことを元にすれば、面接官は相手の人となりや価値観を判断することがより容易になります。

求人広告は「企業の顔」だからこそ、「企業の表情」をきちんと描こう

求人広告において何より大切なことは、「この会社なら働いてみたい」と求職者に思ってもらうことです。だからこそ、企業側の要求ばかりを主張していては、その内容は魅力的なものにはなりません。

あなたの書いた求人広告が、きちんと求職者の目線に立てているか。今一度思い返してはみませんか?

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