採用ノウハウ

中途採用の準備|プロカメラマン直伝!初心者でも「採用につながる写真」を今すぐ撮れる3つのコツ

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「予算が足りないから、プロカメラマンには依頼できないな。仕方ない、自分たちで求人ページの写真を撮るしかないか……」

慣れない手つきで撮影してみたはいいものの、やっぱり仕上がりはイマイチ。求人ページに掲載してみても、なんだかパッとしない……。あなたも、そんな経験があるのではないでしょうか。採用にそれほど予算を割けない企業にとって、これは根深い問題の1つです。

求人媒体や求人ページに掲載する写真は、企業の印象を左右する重要な要素。しかし、多くの人事担当者は撮影に関しては初心者であるため、どうしてもクオリティの低い写真になってしまいがち。それでは、求職者から見て魅力的なものにはなりません。

でも実は、ちょっとしたコツを覚えるだけで、写真の仕上がりは格段に良くなるんです。今回はそのコツを、求人媒体で数多くの写真を撮影してきたプロカメラマン・小堀将生さん(http://bicture.jp/)に教えてもらいました。

①悪い写真のほとんどは「暗い」&「顔が中央に来すぎている」

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そもそも、初心者が「良くない写真」を撮ってしまう原因とは、どういった部分にあるのでしょうか?

小堀:その原因としては、「写真が暗いこと」がダントツで多いです。たとえば、この写真をご覧ください。

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この写真は、カメラをオートモードにして、初期設定のまま撮影したものです。全体的に暗めの仕上がりになっていることがわかるでしょうか。こういった写真は、元気が無さそうな印象を求職者に与えてしまいます。求人ページなどに使用する写真としては、あまり相応しくありません。

たしかに、なんだか表情が冴えない感じがしますね。これを避けるには、どういったことに気をつければいいのでしょうか?

小堀:マニュアル設定で明るさを調整できればベストなのですが、初心者にとってはハードルが高いと思います。もっと簡単な方法として、オートの撮影のときに「露出補正」を使うことがオススメです。

これは、写真の仕上がりの明るさをプラスもしくはマイナスに補正してくれるものです。この設定をプラスに上げてやることで、写真の仕上がりは劇的に良くなります。

また、先ほどの写真でもそうだったのですが、人物が立っているところを撮影する際、「顔を写真の中心に持って来てしまう」というのも、よくある失敗です。その状態で撮影すると、写真の上部に意味のない空白ができてしまいます。

もちろん、空白部分に文字などを記載するならばいいのですが、そうでない場合にはバランスの悪い写真になってしまいます。これらの点を改善し、撮影し直した写真がこちらです。

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先ほどのものと比較すると、グッと印象が良くなったでしょう?特別な機材を使わなくても、これだけ仕上がりは違ってきます。

本当ですね!表情もとても明るく見えますし、構図もこちらの方が優れています。

②顔を綺麗に写すなら、「蛍光灯の欠点」を攻略せよ!

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他に、室内で人物を撮影するときのコツはありますか?

小堀:室内での撮影では、多くの場合「蛍光灯の光」によってモデルを照らすことになると思います。実はこれが厄介なので、いくつか注意すべき点を解説しましょう。まず気をつけてほしいのは、「モデルを蛍光灯の真下に立たせてはいけない」ということです。

えっ!?蛍光灯で明るく照らすと、顔が綺麗に写りそうですが。どうしてやってはいけないのですか?

小堀:蛍光灯の真下に人物が立つと、真上から光が差しこむ形になるので、目の下や鼻の下などに暗い影が落ちてしまうんです。そうすると、疲れた印象を与える写真になってしまいます。

それを避けるには、蛍光灯から少し離れた位置にモデルを立たせて、光をまんべんなく顔に当ててあげることが重要です

蛍光灯から“離してあげる”方が良いというのは意外でした。他に気をつけるべきポイントはありますか?

小堀:同じように蛍光灯の欠点を回避するためのテクニックとして、シャッタースピード(※)を「1/125秒」くらいに設定しておくことがオススメです。これを、もっと速い「1/500秒」とか「1/1000秒」などに設定すると、手ブレは防げるのですが、明るさが安定しなくなってしまいます。

※シャッタースピード…カメラで撮影をする際、シャッターが開放されてから閉じるまでの時間。この時間が長ければ長いほど、フィルムや撮像素子に光が入りこむ時間が長くなる(明るくなるとともに、写真のブレが発生しやすくなる)。

それは、どうしてでしょうか?

小堀:実は蛍光灯って、人間の目では捉えきれないくらいのスピードで点滅をくり返しているんです。だからこそ、速いシャッタースピードで撮影すると「蛍光灯が暗くなった瞬間」を撮影してしまうケースが増えてしまいます。これでは、仕上がりが安定しません。

初心者でも手ブレが起こりにくく、かつ蛍光灯の点滅の影響を避けられるシャッタースピードとして「1/125秒」くらいが扱いやすいんです。

③「入社してほしい人物」を写真に収めるべし

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最後になりますが、「こういう人物や風景を撮影すると採用に結びつきやすい」というものはありますか?

小堀:「会社が求めている人物像に近い社員」を撮影するというのが基本になってくると思います。たとえば、元気のある営業を採用したいのであれば、社内にいる「元気のある営業」をモデルに使う。落ち着いた雰囲気のエンジニアを採用したいのであれば、社内にいる「落ち着いた雰囲気のエンジニア」をモデルに使うといった感じです。

求人媒体や求人ページを見る人って、「その会社で働く自分の姿」をイメージしながら見ているものなんです。だからこそ、そこに掲載されている写真があまりにも自分とかけ離れていると、働くイメージが湧かなくなってしまいます。

求職者は、掲載されている写真に自分自身を投影しているわけですね。

小堀:そういうことです。同様の理由で、外回りが多い仕事ならば屋外で撮影した写真、企画会議が多い仕事ならばその光景を撮影した写真などを盛りこんであげることが重要になってきます。具体的な業務内容を、写真で想像させてあげるんです。

なるほど、納得です。他に、オフィスを撮影するにあたって気をつけるべき点などはありますか?

小堀:オフィスの「アピールポイント」をしっかり撮影してあげることです。たとえば、内装そのものがオシャレであれば写してあげるべきでしょうし、ユニークな社内制度があれば、それが伝わるような写真を掲載すべきでしょう。

写真って、「見る人に、どんな情報を伝えたいのか」を考えることが重要なんです。だからこそ、伝わってほしい情報は写真の中に入れこんでいくべきですし、そうでない情報はノイズになるので省いていくべきだと思います。そういう基準で考えていけば、写真の撮影も選定も、自然と上手になっていくのではないでしょうか。

大切なのは、「何をアピールしたいのか」を考えること

写真は、求人媒体や求人ページにおいて企業の顔となるものです。だからこそ、「どういった表情を見せたいのか」を考えることが、撮影においては重要となってきます。

どんな雰囲気の職場なのか。どんな仕事をするのか。どんな人に入社してほしいのか。

その内容がきちんと伝わるような要素を写真に入れることで、あなたの撮る写真はグッと採用につながりやすいものになるはずです。

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