採用ノウハウ

求職者の入社意欲を促進!
中途採用面接におけるストーリーテリングの活用法

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ストーリーテリングとは、相手に伝えたいことを物語仕立てにすることで、より印象付ける手法です。マーケティングの世界でなじみ深いこの手法は、コカ・コーラ社を始めとする大手企業の広告やプレゼンテーションに取り入れられています。

情報をただ羅列するだけではなく、ストーリーを語ることで企業の歴史や文化を伝えられる手法ですが、実は、採用面接にも活かせることをご存知でしょうか。

マーケティング現場におけるストーリーテリングの効果

2013年、コカ・コーラ社は、各国のコーポレートWebサイトをリニューアルしCoca-cola Journy という名前にしました。それ以来、このWebサイトはストーリーテリングの好事例として注目されています。

Coca-cola Journyでは、企業情報をただ並べるだけではなく、雑学やコカ・コーラにまつわる出来事などが紹介され、読み手が楽しみながらコカ・コーラ社に好意を抱くように工夫されています。

例えば日本のWebサイトで2016年1月現在、最も人気がある記事は「赤い衣装のサンタクロースは、コカ・コーラ社のキャンペーンがルーツだった!?」、またアメリカのWebサイトで2015年に最も人気があった記事は「新社長(COO)ジェームス・クインシー氏へのQ&A」だと紹介されています。
オーストラリアのWebサイトでは「コカ・コーラが、どのようにオーストラリアの社会現象となったか」という、コカ・コーラがオーストラリアに持ち込まれた当時についての話が人気です。

このように、コカ・コーラ社はストーリーテリングの手法を使って、企業のファンを増やそうとしているのです。

キャリア情報サイトのRecruiterは、このストーリーテリングを採用活動に取り入れることによって、コカ・コーラ社が求職者に対して段階的に好感度を持つようになっていると分析しています。

  • STEP1. 候補者の注意をひく
  • STEP2. 候補者に、たくさんの情報を短時間で理解し覚えてもらえる
  • STEP3. 感動のある物語により、候補者が企業に好意を持つきっかけとなる

物語として追体験することで、説明を聞いたりレポートを読んだりするよりも、強いインパクトを相手に与えることができます。

ストーリーテリングを採用面接に活かす方法

それでは、ストーリーテリングを採用面接の現場で活かし、求職者の入社意欲を高めるためには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?

まず、大切なポイントは長い物語を作ろうとしないこと。話が長くなると複雑になるだけでなく、真実味も薄れてしまいます。それに、どのようなタッチポイントにおいても、長話を披露する時間をとるのは難しいものです。できるだけ短くまとめましょう。

ひとつひとつの物語を短くする代わりに、トピックごとに、いくつかの物語のパターンを用意しておくとよいでしょう。そうすれば、候補者との会話の中で、その人にあった物語を使えます。

難しく考えることはありません。候補者が知りたいと思うようなトピックを織り交ぜて、具体的なエピソードを考えてみましょう。

  1. 1. 業績や成り立ちなど、どのような企業か?
  2. 2. この企業に入社したら、どんなことができるのか?
  3. 3. 将来、この企業はどのように成長しているのか?
  4. 4. 入社したら幸せになれる企業かどうか?

物語の素材は身近なところから見つけることができます。

例えば、採用担当者としての経験も立派な物語です。いままでの採用活動で関わった候補者の中で、社員として成功している人が採用試験でどのような候補者だったか、逆にうまくいかなかった人が、どのような候補者だったかという話は、候補者の関心を引きつけるでしょう。もしできれば、成功している社員のスキルや性格などを(匿名で)具体的に紹介できると真実味が増し効果的です。

もうひとつ、候補者と同じ職種についている社員、未来の同僚となる人の話も物語の素材として効果があります。候補者は、面接をする前に、候補者が採用されたときに一緒に働く人の話を聞いておきたいもの。仕事をするうえで大変なこと、やりがいのあるところ、そしてこの企業で働いていてよかったと思うところなど、職場で働く人達の本音を候補者に伝えることができれば、候補者は企業を身近に感じられるはずです。

求職者の想像力に訴えかけ、入社意欲を促進!

ストーリーテリングでは、聞き手があなたの物語を聞いて情景をイメージできることが大切です。聞き手の想像力にうったえるには、その人に合わせた物語が必要です。

そして物語はシンプルに。無駄な部分をそぎ落とし、大切な部分が強調されるようにします。

論理的に話をすすめ、結末は聞き手の心に落ちる、納得できるものを目指しましょう。

あとは練習あるのみ。はっきりと自然に物語を語ることができるようになれば、ストーリーテリングは、採用面接の現場で、求職者の入社意欲を高める強力な武器となるでしょう。

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