採用ノウハウ

入社後に活躍する人材の見極め方! 中途採用面接でEQの高い人材を選ぶべき理由

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学問で成功を収めるときに知力は大切な要素です。しかし社会で成功するには知力以上に大切な要素があります。たとえば転職者の採用試験で知力の高い人を選んだのに仕事の成果が上がらなかったり、チームの雰囲気が悪くなってしまったりした経験はないでしょうか。もしかしたらそれは、その人のEQ(心の知能指数)が低いせいかもしれません。

知能を測る基準であるIQに対し、心を測る基準をEQと呼びます。そして、ビジネスで成功する人物は、IQだけでなく、感情を上手にコントロールできる力であるEQが高いといわれています。

アメリカの大手転職情報サイトCarrier Builderの調査では、71%の採用担当マネージャーがIQよりもEQを重視すると回答。また、昇進を決めるときも75%の採用マネージャーがIQよりもEQを重視していると答えています。今回はこの、EQが重視される理由について考えてみましょう。

EQが高い人物の8つの特徴

EQの高い人はどのような特徴を持っているのでしょうか。アメリカで中小企業向けに融資をするHeadway Capitalという会社が、過去のEQにまつわる研究結果をまとめ発表しました。このリストからはEQが高い人の大まかな人物像を知ることができます。

  • 1.自己調整能力がある-怒りなどの感情を抑えることができる
  • 2.困難やチャレンジが必要な状況を受け入れる力がある
  • 3.柔軟性があり、何かがうまくいかないときに別の解決法を見つけ成功に導ける
  • 4.やる気がある
  • 5.人の気持ちに寄り添うことができる
  • 6.まじめで勤勉である
  • 7.好奇心があり、新しい経験を楽しめる
  • 8.対人能力に優れている

最近は日本でもEQが重視されているため、さまざまな業者が採用試験や社内研修用にEQを測るテストを販売しています。熱心に仕事に取り組み、同僚ともうまくやっていける人材を採用したい場合は、こうした適性検査を取り入れてみてもいいかもしれません。

EQが高い転職者を採用する、3つのメリット

EQが高い転職者を採用することは、さまざまな場面で企業によい影響を与えます。その例を3つご紹介しましょう。

1.営業成績によい影響をあたえる

長年EQの研究に取り組んでいるキャリー・チャーネス博士は、化粧品会社ロレアルの販売員の採用試験で適性検査を実施し、EQを基準に採用するという調査を実施しました。その結果、EQの高い販売員は、他の販売員よりも91,370ドル売上が多く、純収入を2,558,360ドルも増加させたという結果が出ています。

また保険会社で実施された別の調査でも、EQの高い営業担当者は、そうでない営業担当者に比べ倍の売上をあげていたのだとか。販売や営業、カスタマーサービスといった、人を相手にする職業では、EQが業績に結びつきやすいことがうかがえます。

2.統率力に優れ、部下の離職率も下げる

プリンストン大学のフレッド・I・グリーンステイン教授は、『The Presidential Difference』という著書で、過去のアメリカ大統領をEQの観点から比較しました。そして、EQが高い大統領ほど、必要なときに威厳のある振る舞いや勇気を示すことができ、大胆に困難に立ち向かうことで、人びとを引きつけ、上手にリーダーシップを取れたと述べています。

また、EQの高いリーダーは、部下にもよい影響を与えます。調査会社ギャラップ社の研究では、EQの高いリーダーのもとで働く部下の離職率は、そうではないリーダーのもとで働く部下の4分の1だったという結果が出ています。

3.チームの生産性が上がる

チームメンバー1人ひとりが相手の気持ちに寄り添いお互いに協力することができれば、チームの絆は深まり、生産性も上がります。また、それぞれが柔軟性のある考えかたを持てれば、問題が起きても速やかに解決策を見つけることができるでしょう。個人でもチームでも、知力が高いだけでは成功できません。研究によれば、IQが成功に関わる確率はおよそ10%から多くて25%なのだとか。その他はEQを含むほかの要因によって決まるとされています。

EQは訓練で向上させることができる

色々な研究結果を総合すると、同じ程度の知力を持った候補者が2人いるときには、EQが高い候補者を採用したほうがよいことになります。ただし、EQは特に何もしなくても年齢とともに上がる傾向があること(逆にいえば、若い人でEQが低い場合は発展途上であることも)、そして、IQと違い訓練によって向上できることを理解しておくことが大切です。

親和性の高いチームを作るうえでは、EQの高い人を採用することに合わせて、入社後も社員研修などでチーム全体のEQを上げていくことが望ましいといえるでしょう。

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