採用ノウハウ

ロレアルの成功に学ぶ。ソーシャルメディアを使った採用活動

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世界最大の化粧品会社ロレアルグループは、ソーシャルメディアの使いかたが非常にうまいことでも知られています。

大手ソーシャルメディアコンサルタント会社のSocial@OgilvyとSurveyMonkeyが世界11ヶ国5,600人を対象に2015年に実施したアンケートでは、ソーシャルメディア上で最も人気のあるブランドとしてロレアルの名前が挙がりました。

そして、このロレアルグループは、採用活動にソーシャルメディアを積極的に取り入れていることでも知られています。イギリスのデジタルマーケティング会社LinkHumansによる分析を参考に、ロレアルグループがどのように採用活動にソーシャルメディアを使っているのかご紹介しましょう。

(※ロレアルグループのソーシャルリクルーティングは、さまざまな国で展開されていますが、特に記載しない限り、ここではアメリカの英語版サイトを例にしています。)

ロレアルグループの採用戦略

ロレアルグループは、Webサイトのイメージの統一性を大切にしています。Webサイトは多言語化され、32ヶ国、19の言語に対応。そして、同社の求人情報を探すと、どの国のWebサイトからでもロレアルグループ共通の求人サイト「career.loreal.com」に誘導されます。

さらに、「career.loreal.com」は日本語を含む9言語に対応しており、世界中で募集されているロレアルグループの求人情報を閲覧することが可能です。
求人情報の下には、Twitter、Facebook、LinkedIn、Glassdoorで展開されているロレアルグループの採用活動用ページへのリンクが。Webサイトを訪れたユーザーがソーシャルネットワークサイトを通じて、引き続きロレアルグループの求人情報を得られるようになっています。

また、これらのWebサイトやソーシャルネットワークサイト上の企業ページは、イメージが統一されているためWebサイトの構造がわかりやすく、探している情報が見つけやすいつくりになっていることも、特筆すべきことのひとつです。

ロレアル流、ソーシャルメディア別の人材採用手法

ロレアルグループは、ソーシャルネットワークサイトをどのように採用活動に利用しているのでしょうか? また、ユーザーに支持されるためにどのような工夫をしているでしょうか? サイトごとにご紹介します。

Facebookを活用した人材採用

ロレアルグループの採用活動用ページ「L’Oréal Careers」では、FacebookのリクルートメントアプリケーションWork4Labsが導入されており、ユーザーは「Search for Job」タブから最新の求人情報を閲覧することができます。また、求人情報の共有や希望職種のアラート機能などを利用することも可能です。その盛況ぶりは、230,000もの「いいね!」を集めていることからもうかがえます (2015年8月時点)。

Twitterを活用した採用手法

Facebookと同じタイトルがつけられた採用活動用アカウント「L’Oréal Careers」のフォロワーは、11,000人(2015年8月時点)。掲載されている情報はFacebookと連動。ハッシュタグをうまく使い、各国のロレアルグループ内の関連情報をまとめて閲覧できるように工夫されています。

LinkedInを活用した採用手法

LinkedInページも、ほかのソーシャルネットワークサイトと同様、「L’Oréal Careers」というタイトルで統一されています。「Career」タブのなかでは、YouTube動画の内容をSlideShareに埋め込むことができる機能 (YouTube inside)を使って、スライドプレゼンテーションを公開。また、ロレアルグループで働く社員のコメントが入ったバナーをクリックすると、ロレアルグループのWebサイト内のキャリアページに誘導され、グループ内のいろいろな分野で活躍する社員のコメントを読むことができます。

YouTubeを活用した採用手法

ロレアルグループのYouTubeチャンネル、「Careers at L’OREAL」の購読者は2,540人(2015年8月時点)。会社のイメージ動画のほか、人事やマーケティング、経理といった異なった分野で働くさまざまな人種の社員が、各自の仕事内容とロレヤルで働くことについて1分間スピーチをするというYouTube企画を実施しています。動画の長さが1分間とわかっているのでクリックしやすく、実際の社員の姿がわかる親しみやすい企画といえるでしょう。

ソーシャルリクルーティングでの採用成果を公開!

ロレアルグループが、いかにソーシャルリクルーティングに力を入れているかをご紹介しました。しかし、これだけのコストをかけた分の見返りはあるのでしょうか?

Work4Labsが発表している、ロレアルグループのFacebookページにおける事例では、資格が必要なインターンの募集に困っていたロレアルが、求人広告キャンペーンを実施したときの結果が掲載されています。

  • 1. Facebookを使ったインターン募集の広告キャンペーン(ロレアル タレントリクルートメントキャンペーン)の結果は588万ビュー、4,167クリック(2015年7月時点)。この数字は通常のFacebook広告クリック率の平均値よりも、かなり高い数値です。
  • 2. このキャンペーンで153名の候補者を獲得し、そのほとんどが学歴、経験面で適格だった。
  • 3. 広告キャンペーンが公開されると、数分もしないうちに候補者は求人リストを確認し履歴書を送付してきた。キャンペーン開始12時間で17件の応募があった。

資格が必要なインターンを募集するという難しい課題に対して、これだけの成果を出していることを考えると、Facebookを利用したキャンペーンは十分に成功をおさめたといえそうです。

また、LinkedInの事例として、次のように発表されています。

  • 1. パリのロレアルLuxe本社でリクルーターをするオスカー・アイゼンバーグ氏によれば、LinkedInを利用することによって、5ヶ月未満の間に90人のトッププロファイルを持つ候補者を見つけることができた。
  • 2. ロレアルオーストラリアは、LinkedInを利用することにより、1回の採用活動にかかる費用を約20,000豪ドル節約することができた。

従来の採用活動と併用することでソーシャルリクルーティングはさらに効果的に!

ロレアルグループは、採用活動にソーシャルメディアを積極的に取り入れ、成功をおさめています。事例を見ると、何かの資格を持った人材を探すときなど、特に希望の人材像が細かく決まっている場合にソーシャルリクルーティングは力を発揮するようです。

同社が展開するソーシャルリクルーティングは、日本でのソーシャルリクルーティングを考えている採用担当者にも参考になるでしょう。 ただし、イギリスのデジタルマーケティング会社LinkHumansは、どんなにソーシャルメディアを使った採用活動が盛んになっても、従来通りの採用活動も続けたほうがよいとアドバイスしています。なぜなら、適任の候補者がどこから現れるかは、誰にもわからないのです。

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