採用ノウハウ

中途採用面接で態度や癖からの見極めポイント (中途採用・面接官講座 第4回)

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面接時の態度や表情だけでなく、面接前の様子にも注意を払うことで応募者の内面を窺い知ることができます。面接で応募者は少なからず良く見せようとしますが、面接前の控え室の態度や来社時間、来社時の態度では、応募者の本質が現れ易いためです。

面接前の行動

面接予定時間より20分以上前に来社するようでは、熱意があるというより自己中心的な応募者の可能性があります。「少し早く着きましたので待たせてください。」と語る応募者であれば問題はありませんが、何も言わずに当たり前のように来社するようでは、相手の都合を考えない自己中心的な性格かもしれません。
また事前に連絡がなく1分でも遅れるようでは、責任のある仕事を任せられない可能性があります。交通事情などで遅れる場合は、事前に連絡を入れるのが社会人としてのマナーです。

控え室の態度

控え室の態度や言動もチェックしてみてください。受付時に、社内を見回すような態度や面接時と異なり馴れ馴れしく語る応募者は、裏表がある性格かもしれません。役員面接などで時間が押して待たせているとき、不機嫌な態度を取るようでは、ストレス耐性に問題があります。

面接時の態度・表情

面接では、入室時の挨拶に注目してください。第一印象だけで判断してはいけませんが、覇気のない挨拶や、面接官を見て挨拶ができないようでは、自信を喪失しているもしくは職務能力に問題があるかもしれません。

回答時に視線をそらす、あるいは語尾に力がない応募者は、偽りの回答もしくは回答に自信がないことを疑ってみるべきです。逆に語尾が強い応募者は、自己主張が強く既存社員とうまくやれない可能性があります。口角が下がっている応募者は、緊張していることが想定てきますので、面接官から「リラックスしておこないましょう。」と優しく言葉を投げかけてみてください。

退室時の応募者の態度にも注目してください。足早に去ろうとする、面接官の目を見て挨拶しない、退室時の挨拶に覇気を感じない応募者は、面接に満足していないことが予測でき内定を辞退される可能性があります。面接後半では、応募者が自社に対してどのように思っているか見極める必要があります。 一方愛想がよく要領がいい応募者を能力のある応募者だと誤って判断してしまうことがありますので、上辺だけの表情なのか本気なのかを応募者の眼力や態度から見極めてください。

面接官が陥りやすい傾向

面接は、テストの点数と違い面接官の判断で採否を決めるため、陥りやすい傾向についても理解しておくとよいでしょう。

ハロー効果

一点だけ優れていると全て良く見えてしまう傾向があります。逆に一点が悪いと全てが悪いと判断してしましまいます

対比誤差

応募者の全体像を捉えず、前後の応募者と対比して判断してしまう傾向です。

寛大化傾向

寛大に捉えてしまうため、応募者の優劣がつけられない傾向です。

中心化傾向

応募者の特徴を評価せず平均点で採用してしまう傾向です。

こうした傾向に陥りやすいと予め意識をして面接をおこなってください。意識しているだけでも、応募者に向きあう姿勢が変わります。
連続して面接をする際は、数分間でも構いませんので、面接と面接の間に時間を取り気持を切り替える工夫をしてみてください。
朝から1日中面接をおこなっているとどうしても後半の応募者のイメージが強く残りますので、面接後にチェックシートなどに記載したうえで、公平な評価ができる仕組みを用意しておくことも効果的です。

次回は、中途採用面接時の「定番質問を用いた応募者の見極めポイント」をお伝えします。

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解説
有限会社キャリアドメイン
谷所 健一郎

代表取締役
日本キャリア開発協会正会員 JCDA認定CDA(キャリア・デペロップメント・アドバイザー)
株式会社ソシエワールド、大忠食品株式会社で、新卒・中途採用業務に携わる。1万人以上の面接をおこない人材開発プログラムや業績評価制度を構築する。株式会社綱八で人事部長を務めたのち独立。

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