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人事担当者におすすめ!業務へのヒントがつまった映画3選

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人事担当者は必見_おすすめ映画3選_w800h450

人事を担当していると、あまり見たくない人間のホンネや嫌な部分を目の当たりにしてしまうことが多いもの。忘れようと気分転換することも大切ですが、あえて難しい課題に挑むテーマの映画を鑑賞するのも、気持ちの整理には有効かもしれません。

そこで、人事・労務の仕事に関わりの深い映画を3つご紹介します。イマジネーション豊かに、映画の世界に入り込めば、解決策のヒントが見つかるかもしれません。

その1:労務管理のバイブル「人間の條件(じょうけん)」

「人間の條件」は、6部からなる映画で、1・2部が1959年1月、3・4部が同年11月、5・6部が1961年と、3回に分けて公開されました。とても古い映画ですし、合計約9時間30分という超大作ですが、戦時下における満州の鉱山と軍隊を舞台に、人間社会の理不尽さを描いた壮大な作品です。

物語は仲代達也演じる、労務管理担当の梶(かじ)を主人公に繰り広げられます。南満州鉄鋼の調査課に勤務する梶は、「中国人労働者を人間らしく扱うことで生産性を高めるべき」と主張する論文を会社に提出したことで、満州の鉱山勤務を命じられます。

いつの時代も理不尽なことが多い人間社会ですが、戦時下はその理不尽さがピークに達し、1万人もの労働者を擁する鉱山の労働状況は、奴隷を扱うような労務管理が横行する酷さでした。こうした状況にヒューマニスト梶は、「生産性を高めるには、労働条件の改善が欠かせない」との思いを貫き、その実現に取り組みます。

強い精神力と肉体をもって、会社組織や軍事組織の不条理に立ち向かう清廉潔白な梶の姿が、時代を超えて見る者の共感や感動を呼ぶ作品です。原作は1300万部売れた五味川純平のベストセラー小説で、人事担当者だけでなく、すべての日本人が見ておくべき作品といえるでしょう。

その2:リストラの担当者は必見「サンドラの週末」

同僚1人をクビにしてボーナスをもらうか、それともボーナスを諦め全員雇用を守るか……2014年製作「サンドラの週末」は、カンヌ国際映画祭で2度のパルムドール大賞を含む、史上初の5作品連続主要賞6賞の受賞を誇る監督、ダルデンヌ兄弟が観客に問いかけた作品です。

オスカー女優のマリオン・コティヤール演じるサンドラは、太陽光パネル工場の社員。うつ病で休職中のところ、復帰を目前にした金曜日に上司にクビを宣告されます。雇用の不安定な夫、幼い2人の子供を抱えるサンドラは、何とか働かせてほしいと食い下がります。そんな彼女に会社側が突きつけたのが、「週明けの投票で、同僚のうち過半数がボーナスを諦めれば辞めなくてよい」という不条理な提案でした。

サンドラは週末をかけて同僚一人ひとりを訪ね歩き、「私を選んでほしい」と懇願。ボーナスは1,000ユーロ(約13万円)、病明けのサンドラが必死に訴える姿に、同僚たちの心も揺れ動きます。観客も、さまざまな事情を抱える同僚たちの生活環境やその思いを、サンドラを通じて見聞きし、その展開から目が離せなくなるでしょう。

自分ならばサンドラのようにプライドを捨てて懇願できるだろうか、同じ選択を迫られたらどちらを選ぶだろうかと、誰もが主人公たちとともに悩んでしまうこの映画。リストラをはじめ、人の人生を左右する選択に迫られ、思い悩むことの多い人事担当者におすすめの作品です。

その3:上司によってマチマチな人事評価の謎を探る「12人の怒れる男」

「12人の怒れる男」は舞台でも有名なアメリカの作品で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。映画バージョンは1959年に日本でも公開されています。

内容は、12人の陪審員が「父親殺しの少年を有罪とするかどうか」について議論を繰り広げるというもの。当初、少年が有罪であることを示す証拠・証言ばかりを見せられた陪審員は、そのほとんどが有罪に傾きます。ところがたった1人「どうも腑に落ちない点がある」と疑問を投げかけ、無罪を主張する人物がおり、それをきっかけに議論は白熱。判定のゆくえはいかに……? という緊張感あふれる展開に目が離せません。

人事担当者として見逃せないのは、議論を展開する12人の考え方がいかにさまざまであるかということです。他人の意見にすぐ流される人、プライドが高く威圧的で間違っていても意見を変えない人、差別意識が強い人、冷静に物事を判断して論理的に思考できる人など、「あるある」とうなずく方も多いはず。

12人の少年に対する評価を見ていると、人によって評価がバラバラになる人事考課の謎がよくわかるでしょう。何か1つよい点(悪い点)があるとすべてがよく(悪く)見えてしまったり(ハロー効果)、自分を基準に考えて、自分と正反対の人を過大もしくは過小に評価してしまったり(対比誤差)と、評価者が陥りがちな傾向が随所に見られます。

人を客観的に、冷静に判断することがいかに難しいか、改めて痛感させられる映画です。

人事業務に行き詰まったときこそ、考えさせられる映画でリフレッシュ!

人事担当者の仕事は、ともに働く同僚の生活や人生に大きく影響する決断を下すことが多い過酷なもの。ストレスを感じることや、悩むことも多いでしょう。頭から仕事のことが離れない……。そんなときには、深い洞察をもって作られた映画を見て、自分の心をなだめることもおすすめです。

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