人事お役立ち

これからは最高人事責任者が花形ポストに!?ますます重視される人事戦略の責任者

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CEO(Chief Executive Officer/最高経営責任者)やCFO(Chief Financial Officer/最高財務責任者)はすっかり浸透した言葉ですが、CHO(もしくはCHRO: Chief Human resources Officer)は、まだ耳にすることが少ないかもしれません。

CHOとは、「最高人事責任者」を意味し、経営戦略の一部として人事戦略を推進する責任者のことをいいます。CHOは、人材採用・教育、従業員の管理、福利厚生など、従来の人事業務を遂行するだけではなく、経営と人事をつなぐ重要な存在。

その主な役割として【1】人事面からみた事業結果の予測【2】事業目標達成をはばむ人事問題の診断【3】経営戦略に基づいた人事の実施、の3つがあげられます。

今後ますます重要性が増すであろうCHOが、企業経営においてどのような機能を果たすのか、具体的にみてみましょう。

人事面からみた事業結果の予測

CFOが財務予算を策定するときには、必ず事業戦略を実施した結果を予測し、それに基づいた計画を立案します。これと同じように、自社の人的資源という観点からみて、事業結果がどうなるのかを予測をするのが、CHOの役割です。

予測をたてる際、CHOは事業結果に影響を与える人事面での要素を洗い出します。具体的には、戦略実施のために必要な人材は確保できているか、適切な人材配置ができているか、といった点です。また、要職にあるリーダーたちが、ビジネス環境の変化にタイムリーについていけるのか、チームをまとめることができるのかなど、将来的な状況も考慮します。

予測される結果をどう評価するのか、適切な指標を設定するのもCHOの役割。企業の業績評価は主に経営数値に基づいて行われますが、従業員のパフォーマンスは必ずしも数値では測れないこともあります。だとすれば、どのような指標を使うべきか、場合によっては新しい指標の導入の検討を含めてCEOに進言します。

事業目標達成をはばむ人事問題の診断

CHOは、なぜ事業目標を達成できないのかを、人事の観点から指摘する立場にあります。
企業の経営不振の原因は、経済全体の落ち込み、金利の低下や通貨価値の変動など、さまざまです。しかしながら、こういった外的要因ではなく、自社の人事面に原因がないのかを追及するのがCHOです。

例えば、部門間の壁がコミュニケーションをはばみ、組織が円滑に機能していないのではないか、競合他社への人材流出が増加していないか、従業員の職場に対する不満が生産性低下につながっていないかなど、人にかかわる問題を診断します。

経営陣のリーダーシップについて検証するのもCHO。経営のかじ取りをするリーダーたちが必要な資質をそなえているか、業績回復を図るべく組織を導く行動を起こしているかなどについてのチェック機能を果たします。

経営戦略に基づいた人事の実施

CHOは、新しいビジネスモデルを構築したり、事業計画を立てたりする段階から、経営陣の1人として参画します。経営戦略に基づいた人事計画を策定するためには、それが不可欠だからです。
今後の戦略に沿った採用計画を立てる、また、事業の展開に応じて「今、どの部署に、どんな人材が、どれくらい必要か」を判断し、人材を投入するのもCHOの役割。定期的な採用や人事異動だけではなく、能動的に経営にかかわり、その時々の事業戦略を実現するのに必要な「ヒト」の体制を整えます。

どれほど資産があり、どんなに優れたCEOやCFOがいても、従業員たちのパフォーマンスが悪ければ企業価値を高めることはできません。人的資源の管理は経営戦略を形成・実現するうえで重要な要素であり、CHOが果たす役割は、今後ますます大きくなっていくといってよいでしょう。

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