人事業務のスキルアップに!「ゴルフマインド」の強みとは?
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優雅なイメージとは裏腹に、18ホールという長い道のりを戦い抜くゴルフでは、強い精神力が試されます。どんなときにもマナーを忘れない、苦境にも冷静に対処するなど、ゴルフで養う考え方やものごとに取り組む姿勢は、ビジネスシーンでも活かすことができるはず。
「違う業界の人やステージの違う人とも知り合え、人脈が広がるから始めてみては?」と人脈づくりが強調されがちなゴルフですが、ゴルフを通じて鍛えられることは多いです。今回は、ゴルフで培われる「ゴルフマインド」の強みをあらためてご紹介します。
いつでも紳士で!相手への敬意を忘れない姿勢
紳士のスポーツといわれるゴルフでは、マナーを守ることが常に求められます。マナーとは自分のためにあるものではなく、周りの相手に敬意を払い、気持ちよく過ごしてもらうためのルールです。
襟付きで清潔感のある服装を着用する、掘り返してしまった芝生は元に戻す、近くにプレーヤーがいるときには素振りをしない、といったマナーは全て、だれもが快適にゴルフを楽しむためにあるもの。さらに、一緒に回るメンバーだけでなく、前のグループや後ろのグループにも気を配りながら、きびきびと与えられた時間内で回ることも求められます。
ゴルフで鍛えられるこうした立ち居振る舞いは、知らず知らずのうちに身に付くもの。ビジネスシーンでも自然と細やかな気遣いができるようになるでしょう。
苦境のときこそ冷静に!諦めない精神力
ゴルフでは、18ホールを通じて調子のよいことなどめったにありません。また、ちょっとしたミスで大きくスコアを落としてしまうことも頻繁に起こります。前のホールまで絶好調だったドライバーが突然スライスしだす、会心の一打だったのに運悪く木に当たってしまうなど、自分の技術のつたなさや自然相手の理不尽さに心が折れそうになることもしばしば。
しかしながら、こうした一つひとつの出来事に一喜一憂していては、よい成績は残せません。いらだちや怒りといった感情をグッとこらえてコントロールし、うまくいかなくても我慢を重ね、諦めずに次の一打に集中する精神力が求められます。
こうしたゴルフでの精神修養は、仕事上で感じた憤りを収めるアンガーコントロールや、どんな状況でも粘り強く仕事をやり抜く力など、ビジネスにおいても役立つものとなるでしょう。
リスク管理の基本 瞬時に最善策を決断する
ゴルフでは、自分の調子や風雨といった自然の状況などが刻々と変化します。自分の調子が絶好調で晴天、しかも無風といった状況であれば、大胆に攻めてみても吉と出るかもしれません。しかし、前段で述べたように全てがうまくいくことはめったになく、状況が悪化したときに無理をせず、最良の選択をできるかどうかが、スコアを伸ばすカギとなります。
どんなときにも冷静でいられる精神力に加え、「現状を踏まえて、スコアを伸ばすために最良の手立ては何か?」という戦略を論理的に構築できる力も必要なのです。
調子がよくても悪くても、最善だと思われる方法でコースを責める計画性は、ビジネスでのリスク管理にもつながるでしょう。
人脈を広げるだけではない、仕事に役立つゴルフ
ゴルフというと、「エグゼクティブがたしなみ、ビジネスでの人脈づくりに役立つ」という印象が強く、それは事実、多くの人が実感するメリットでもあります。
しかし、ゴルフの魅力はそれだけでなく、「人間力」をアップさせられることも大きいのです。ゴルフで養える立ち居振る舞いや考え方は、必ずビジネスシーンでも役立つでしょう。
もちろん、仕事に役立つ、という点を差し引いても、ゴルフは年齢を問わずに美しい自然のなかで楽しめる魅力的なスポーツです。「こんな歳でいまさら始められない」などと言わず、生涯スポーツとしてトライしてみてはいかがでしょうか。