人事お役立ち

ゆとり世代も続々入社!失敗事例に学ぶよりよい接し方とは

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2008年4月からゆとり世代といわれる若者が入社するなど、ひと昔前とは少し仕事に対する考え方・価値観の異なる世代が社会人になりつつあります。入社3年以内に離職する率も増加しているなど、なにかと問題点が指摘されがちなイマドキ社員。ゆとり世代と呼ばれる若手社員と付き合うなかでの失敗事例を参考に、適切な指導方法や接し方を考えます。

世代のギャップ?起こりがちな失敗事例

まずは、ゆとり世代と一緒に働くなかで起こりがちな失敗事例を見てみましょう。

1. 激励しても響かない

ゆとり世代の新入社員A君に対して、「同期の○○に負けないように頑張れ」と上司が激励したところ、A君は困惑。小さな声で「意味わかりません」との反応が返ってきました。上司は自分たちがかけられてきた言葉にならって励まし、当然A君にも伝わるものと思っていたのに、予想外の返答に怒りを覚えたといいます。

2. 失敗を責めると逆に責められる

新入社員Bさんが、コピーの失敗を大量にしてしまいました。先輩社員が「なぜ1枚確認してからコピーしないの!」と叱責したところ、「そのような指示はなかったです。なぜ言ってくれなかったんですか!」とBさんは逆ギレ。怒られて当然の失敗なのに人のせいにするなんて信じられない、と先輩社員は嘆きます。

3. 聞いていないの?うすい反応

イベント開催を手伝うなか、新入社員C君はありがちな失敗をいろいろと起こします。失敗自体は新人だから仕方のないことですが、「こうしないとダメなんだよ!」といった叱責にあまり反応を示しません。「言ってることわかっているの?」口には出さないものの、指導する先輩社員にはフラストレーションがたまります。

原因を読み解く!ゆとり世代の育ってきた環境とは?

こうした事例だけを目にすると、全く理解できない言動だ! と思ってしまう方も多いでしょう。しかしながら、それぞれの反応には彼ら、彼女らなりの理由があるのです。育ってきた環境からその理由を探れば、よりよい指導法を見出すことにつながります。

1. 一人ひとりの成長にスポットを当てた激励を

「ゆとり教育」とは、1980年代までの「詰め込み教育」で発生した問題を解消するために、「生きる力」の育成を目指し、「週休2日制」「総合的な学習の時間」「学習内容3割減」などが教育現場に導入されたことをいいます。「ゆとり=競争がない」ということが望ましいと考えられるようになり、そうした教育を受けたA君は、他人と比較されることや他人との競争に価値を見出すことが難しいのかもしれません。

何事も自分軸で考える傾向のあるゆとり世代には、一人ひとりの成長にスポットを当てた励ましの言葉が響きます。実際に、A君には「来年の今ごろにはこんなことができるようになってほしい」といった、A君個人の成長を期待する言葉をかけるように心がけたところ、「頑張ります!」と驚くほど素直に反応が返ってくるようになったそうです。

2. 頭ごなしではなく、理由を説明して指導

ゆとり世代は、物心のついたころからインターネット環境が整い、何事も調べればすぐにわかる時代に育っています。そうした環境のせいもあり、深く考える習慣が育っていない人が多いようです。仕事においては、「仕事のやり方にはマニュアルが存在し、それを覚えてそのとおりに実行すれば満足のいく仕事ができるはず」と考えがち。そのせいか、事前に座学で習ったことや指示された範囲のことは懸命にやろうとしますが、自分で考え工夫しながら仕事を進めることに慣れていません。Bさんもそんなひとりです。

上司や先輩は、そうした特性を汲み取って接することを心がけましょう。「ミスを最小限に防ぐためにこうする」「相手に迷惑をかけないためにこうする」など、合理的な理由を丁寧に説明しながら指導すれば、「考えながら仕事をすることが大切なんだ」という気づきにつながります。具体的な問題をはっきりと指摘すれば、まじめで協調性の高いゆとり世代はそれをよく聞き、期待どおりに成長してくれるでしょう。

3. 「慣れないだけ」の場合も多い、反応のうすさ

ゆとり世代はメールやSNSなど、同世代とは頻繁かつ濃密に交流しあえる環境に育ってきました。同世代とのコミュニケーションが活発な一方で、世代の異なる人との交流にはなじみがなく、どう接してよいのかわからないという人が多いようです。また、他人から厳しく叱責される経験も少なくなっているため、叱られた際にどう反応してよいのかわからないという人も増えています。

C君の場合も、叱られた言葉が理解できていなかったわけではなく、どう反応してよいのかわからず、結果的に無表情になってしまったようです。「違う世代とのコミュニケーションや叱られることに慣れていない」ことを前提として、ときには対面で丁寧に話を聞く機会などを設ければ、反応が乏しいことへのフラストレーションも解消されるのではないでしょうか。

相手を思いやり、だれにとっても働きやすい職場に

だれしも新人だった時代があり、「最近の若者は!」と言われるのが世の常です。加えてゆとり世代は、競争概念のない教育現場や成熟したインターネット社会で成長するなど、それ以前の世代とは大きく異なった社会背景で育っています。

社会人としての経験値が豊富な上司や先輩たちは、新人としての未熟さや育った環境の違いなどを理解するよう心がけ、寛容に成長を見守りましょう。一人ひとりが同僚を思いやる姿勢で仕事に取り組めば、すべての世代にとって働きやすい職場づくりにつながります。

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